抜歯のために大学病院へ紹介?

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かかりつけ歯科で「難しい親知らず」大学病院を紹介すると言われた

いつもの歯医者さんで親知らずを抜く話になった際、「この親知らずは難しいので大学病院を紹介します」と言われた経験を持つ患者様もたくさんいらっしゃると思います。
ここでは総合病院の口腔外科で勤務した経験を持つ私がその理由や必要性についてお話させて頂きます。

日本人の7割が『難しい親知らず』

一般的に難しいと言われるのは下顎の横向きの親知らずを言うことが多いです。
日本人は欧米人と比較して顎のサイズが小さく、最後方の親知らずが真っすぐに生えるスペースがありません。そのため横向きに埋まってしまう傾向があります。

横向きの親知らずを抜歯する場合は
・切開
・骨を削ったり、歯を砕いたりする
・歯根が複雑な形態である場合がある
・下唇や舌の感覚神経が近くを走行する
このような手術難易度やリスクがあることから、多くの一般歯科医院では行わず
大学病院などの口腔外科という手術を専門とする施設にご紹介されることが多くなります。

でも、大学病院までは行きたくない・・・

いくら難しい抜歯でも、大学病院まで受診して抜歯をするのは患者さんにとってかなり高いハードルに感じられると思います。実際私も親知らず専門外来を初めて気が付いたのは「大学病院を紹介され、紹介状までもらっても受診されない患者さんはたくさんいる」ということです。
そのような患者様がおっしゃる理由として
・大きな病院に行くのは怖い
・平日しか診察日が無い
・子連れでは通院しづらい
・研修医の先生に抜歯されたくない
などのご意見を多く伺います。

近くのクリニックでも親知らずを抜いてくれる「親知らず専門外来」

私たち全国親知らず専門外来は、大学病院の口腔外科で研鑽を積んだ先生や日本口腔外科学会の専門医・認定医の先生たちで構成されています。
是非お近くの全国親知らず専門外来をを検索のうえ、ご相談ください。

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